す ず き/suzuki architects

金輪継ぎ(かなわつぎ)


こんにちは、鈴木宏亮です。GWも一段落ですね。みなさんはどんなお休みを過ごされましたでしょうか。さてさて。静岡で進行中の現場は工事が着々と進んでおります。4月は何だか雨の日も多く、現場サイドでは大変な事も多かったようですが、天候の変動は建築現場にはつき物ですので、チームワークで乗り越えて行きます!写真は「金輪継ぎ手」と言う木梁の継手の様子です。集成材を使用し、長い梁を作ることが簡単になってしまった現代では、こういった継手を見ることも少なくなってきているように思います。この案件においては、大工さんが継手を作る技術をもっていたこともあり、この手法を採用しました。釘や金物を使わなくても、長く強い梁を造ることができます。伝統的な工法や技術を大事にして、手仕事として受け継がれていく機会を、設計者としても意識していくことができればと思っています。