十間の家
幹線道路沿いの緑が多く残る場所に建つ一戸建ての住宅です。近くにローカル鉄道の氷見線が走り、窓から氷見線が通り抜けるのが時折見えます。周辺環境と対比的に、一間ごとに壁と窓を繰り返す規則正しい白い真っ直ぐな四角い家は、存在が強調されるような風景を生み出しています。腰窓とすることで、積雪にも対応し、室内からは敷地境界が隠れ、浮遊感が得られるようになっています。
意匠設計:鈴木宏亮+山村尚子/すずき
構造設計:寺戸巽海/寺戸巽海構造計画工房
施工会社:塩谷建設
all photos by Kenta Hasegawa