建設期間中に私たちがしていること
こんにちは。鈴木宏亮です。「家づくり」においては、大きく２つのタームがあります。「設計期間」と「建設期間」です。私たちの立場では、建設期間のことを監理期間と言ったりもします。しかし、家を実際に建てるタームになると。大工さんしかやること無いのでは？と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。図面などの指示通りになっているか確認する等の基本的な事項は当然ですが。私たちは兎に角。建設期間中も考え続けます。細かな細かな所。「詳細。ディティール。」なんて言い方をする所です。床と壁と天井がどんな風に折り合っていると空間が美しく見えるのか。それぞれの端部はどんな風におさまっているのか。そう言ったことを考え続け、スケッチし、職人さんたちと、一緒に試行錯誤を繰り返します。建設期間中は、写真のように施工時の注意事項や、つくり方の順序など明記したスケッチや図面を何枚も何枚も何枚も何枚も。。。。。描きます。時にはモックアップを作製し考え続けます。しかし、その結果として、私たちが求めているのは、鼻息の荒い詳細による建築ではありません。人が息をすることに無意識なように。考え込まれた細部が自然と生活と空間に溶け込んでいる。そんな風景をいつも想像しています。コンセプトからディティールまで。丁寧に考えられた空間の中で自然体で生活できる家づくりをしています。