す ず き/suzuki architects

木蔭に暮らす家


こんにちは。鈴木宏亮です。今年は昨年に比べて、梅雨らしい感じがします。雨の日は少し大変なことも多いですが、季節のありようを、自然に楽しむことができれば、とも思っています。写真は以前、あるコンペに提出したアイデア案です。「木蔭の下で暮らす。」をコンセプトにしています。例えば、一人で「ぼ~っ」としている時でさえ、スマホやテレビからは、ひっきりなしに新しい情報が入り込んでくる昨今。絶えず、変化を求めてしまう現代の生活に、もう少し適切な情報量の中で生活してみるのはどうだろうか?と言う提案です。例えば、木蔭の下での生活は、樹木の影が一日の中でゆっくりと室内の風景を変化させ、一年を通して、ゆっくりと四季の変化を教えてくれるのではないかと思います。その中での生活はきっと、豊かなものになるのではなかろうか。と。空想しました。