す ず き/suzuki architects

伝えるをととのえる(ととのえるコラム より)

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柳宗悦著の「手仕事の日本」より。私たちが大好きな一説。「手はいつも直接に心と繋がれている」。 手はただ動くのではなく、奥にはいつも心が控えていて、それが、手仕事に不思議な働きを起こさせる所以である。と言うことが書かれています。

『建築家は設計をする人』と考えると。建物を建てるのに「手」を使っているのは、大工さんでしょ?と、思われる方が多いかもしれません。しかし、私たちも、大工さんたちと同じく「手」を使います。勿論、パソコンを使うことも多いですが、それ以上に、手で大量の模型をつくり、手でスケッチや図面を大量に描きます。まだそこにない空間の質感や肌触り感はもちろん。つくり方に至るまでをより正確に伝えるには、手描きの図面やスケッチが一番だと、感じることが多いからです。「伝えること。」と言うのも建築家としての重要な仕事の一つであると、私たちは考えています。もちろん、図面より模型の方が、はたまた、パソコン図面の方が「伝える能力」が高い場面もあります。伝えるために、何を使うのが良いかと言うことを意識して「建物づくり」をしています。