ラインをととのえる(ととのえるコラム より)
突然ですが。私たちが目指すラインは「まっすぐ。」です。建築には多くの要素が混在しているので、これだけのことが実はとても難しいと感じています。まっすぐなラインを出すために、「建築的な要素、例えば、躯体・開口・壁・床・天井 といったものを明確化し、それぞれを噛み合わせないように存在させる。」こと、「それぞれの要素が、建物として構築される順序(力の流れる順序)で、秩序よく作り上げる。」こと、を意識しています。例えば、写真右の方が、壁は壁。開口は開口。と、それぞれの存在が明確になっていて「まっすぐにラインがととのっている。」と、私たちは感じています。マニアックな目線での話かもしれませんが、これは、大きな部分から、細部に至るまで、一貫することができる考え方だと考えており、空間に大きな影響を与えているものと感じています。